海ゆかばのすべて
CD「海ゆかばのすべて」
2005.6.22発売
税抜¥3,000
King KICG-3228
終戦60周年記念/信時潔没40年記念企画
封印された“至高の名曲“―「海ゆかば」は、はたして軍歌なのか?
永久保存盤 全60頁豪華解説書付
特別寄稿・・谷川俊太郎/久世光彦/中西 進
歌:渥美 清/友竹正則/奥田良三/東京音楽学校
演奏:海軍軍楽隊
ほか全25曲
●もともと万葉集にある大伴家持の詩「海ゆかば水漬く屍・・」に昭和12年東京音楽学校教師の信時潔が曲をつけた「国民唱歌」が、大政翼賛会によって国歌に次ぐ国民歌に指定され、その後儀式や学徒出陣式の際に歌われ、演奏され、戦時に欠かせぬ曲となった。
●戦前は”第二の国歌”としてもてはやされ、戦後は"封印”された状態となっている“至高の名曲“「海ゆかば」の復権を図るべく、さらに明治に生まれた同名異曲も加え、古今の名唱名演と貴重な音源、豊富な解説資料で検証する一大企画。
●“学徒出陣”など当時のドキュメント、奥田良三、柴田睦陸、藤井典明といった大歌手や大演奏家のSP復刻、新発見のスコアによる初録音など貴重な音を多数収録。
<収録曲>
1. 海ゆかば(信時 潔作曲)
小林英之(パイプオルガン)
この曲のオリジンを想起させる荘重かつ雄渾なオルガンの響き
2. 海ゆかば(大伴氏言立 信時潔作曲 江口浩司編曲)
友竹正則(歌)/江口浩司指揮、キング吹奏楽団
友竹の朗々とした明るいバリトンの声はこの曲にまさにふさわしい。
3. 海行かば(大伴氏言立 信時潔作曲)
川上洋司、種井静夫、渕脇和範、平田栄寿、高橋啓三、水野賢司(歌)/上江洲玲子(ピアノ伴奏)
研究資料として東京音楽大学が同大の教師陣を起用して制作したLPからのCD化。市販された最初の楽譜(昭和13年)を使用している。
4. 海ゆかば【弦楽四重奏版】(信時潔作曲 林光編曲)
(演奏団体不詳)映画「東京100年」の音楽として林光が編曲したオリジナル音源。
映画ではナレーションがかぶっており、演奏のみ聴けるのは本CDだけという貴重なもの。
5. 海ゆかば(大伴氏言立 信時潔作曲)
藤井典明、国立音楽学校生徒(歌)/土川正浩(ピアノ)
教材用としてオリジナルのピアノ伴奏で1943年に発表されたSPの初復刻。藤井典明はオペラから戦時歌謡まで歌い活躍したバリトン歌手。
6. 海ゆかば(大伴氏言立 信時潔作曲 海軍軍楽隊編曲)
柴田睦陸(歌)/内藤清五指揮
海軍軍楽隊オペラ歌手として戦後も活躍した柴田睦陸の力強い名唱。1941年発売SPの初復刻。
7. 海ゆかば(信時潔作曲 高木東六編曲)
倉田 高(チェロ)/高木東六(ピアノ伴奏)
名チェリスト倉田高と、共にフランスに学んだ作曲家高木東六の伴奏による名演!SP盤も入手困難な程貴重な音源の初復刻である。
8. 海ゆかば(信時潔作曲 下総皖一編曲)
下総皖一指揮、コロムビア管絃楽団
信時 潔の直弟子として活躍した下総皖一の編曲指揮がききもの。初復刻。
9. 石と兵隊(西條八十作詞 _田恒治作曲 奥山貞吉編曲)
松平 晃(歌)/コロムビアオーケストラ実話を基にした歌謡曲。
BGMとして使われたもっとも早い作品の一つ。
10. 決戦生活訓
和田信賢(朗読)/コロムビア絃楽四重奏団戦中、国民の結束を計るための“生活訓”のBGMとしても使用された。
11. 軍神特別攻撃隊(忠烈永遠に香はし)
?「大東亜戦史第四部大東亜建設」より竹脇昌作(語り)/日本合唱団(歌)/帝国管絃楽団真珠湾特別攻撃隊を扱ったもので、九軍神の合同海軍葬で、嶋田海軍大臣が絶句した貴重な弔辞の一部も収録されている。
12. 海ゆかば(大伴氏言立 信時 潔作曲)
(出陣学徒壮行会実況録音より)
1943年(昭和18年)10月21日、雨の神宮外苑競技場で行なわれた有名な出陣学徒壮行会での感動的な大斉唱。
13. 海ゆかば(大伴氏言立 信時 潔作曲 帝国海軍軍楽隊編曲)
奥田良三(歌)/内藤清五指揮 帝国海軍軍楽隊
不世出の名テナー奥田良三による“歴史的名唱”の初CD化。
14. 海ゆかば(大伴氏言立 信時 潔作曲 山口正男編曲)
東京音楽学校(歌)/東京音楽学校管絃楽部
信時 潔の大作「海道東征」のアルバムの最後に収録されていたもので、東京音楽学校の男女各100人の歌、50人の管弦楽という大規模な編成で演奏されている。
15. 海ゆかば(信時 潔作曲 安倍 盛編曲)
掛橋佑水(ヴァイオリン)/寺嶋陸也(ピアノ)
「荒城の月」「宵待草」といった愛唱歌を編曲した「ヴァイオリン歌謡名曲集」(昭和18年)の楽譜による本アルバムのための新録音。
16. 海ゆかば?チェロとピアノのための?(信時 潔作曲 クラウス・プリングスハイム編曲)
花崎 薫(チェロ)/寺嶋陸也(ピアノ)
信時家に保管されていた楽譜による初録音。
プリングスハイムは昭和初期から戦後まで長く日本のクラシック界に貢献した。
17. 「海ゆかば」変奏曲【ピアノ版】より(マンフレート・グルリット作曲)
寺嶋陸也(ピアノ)新発見の楽譜による新録音。
全曲は60分近い大作のため抜粋収録した。
グルリットは戦前から戦後にかけて日本のオペラ界に大きな貢献をした。
18. ウミユカバ【保育唱歌】(大伴氏言立 東儀季芳作曲)
石川 高(歌)/平井裕子(和琴)/中村仁美(笏拍子)
“明治の海ゆかば”の保育唱歌版。
19. 海ゆかば(大伴氏言立 東儀季芳作曲)
徳山 、藤山一郎(歌)/宮内省楽部楽友会二大歌手が宮内省楽部の伴奏で歌ったという珍しいSPの初復刻。
20. 海ゆかば(聖武天皇宣命 東儀季芳作曲 海軍軍楽隊編曲)
内藤清五指揮 海軍軍楽隊(歌・演奏)海軍省が教材として制作したものが同時に軍歌集にも収録され一般発売されたもの。
“のどには死なじ”の歌詞で歌っている。初復刻。
21. 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉作曲)
谷村政次郎指揮 海上自衛隊東京音楽隊おなじみの「軍艦マーチ」。
トリオの部分で“明治の海ゆかば”が使われている。
22. 海行かば【陸軍礼式曲】
松本秀喜指揮 戸楽会作曲者に疑問符がついている陸軍礼式曲。
23. 海行かば【陸軍喇叭譜 敬礼の部】
陸軍軍楽隊員(ラッパ)将官に対し用いられたラッパ吹奏による陸軍の「海ゆかば」。
24. 美しい虚構(松永茂雄詩)・海ゆかば(大伴氏言立 信時 潔作曲 大森盛太郎編曲)
渥美清(朗読・歌)/ポリドール・グランド・オーケストラ
渥美清の朗読と歌による「海ゆかば」。戦後の典型的な使われ方の一つ。
25. 海ゆかば(信時 潔作曲)
小林英之(パイプオルガン)
この曲のもう一つの使われ方・・・多くの人が抱いている“鎮魂歌”としての演奏を最後に・・
*キングレコード プレスリリースより。一部訂正
税抜¥3,000
King KICG-3228
終戦60周年記念/信時潔没40年記念企画
封印された“至高の名曲“―「海ゆかば」は、はたして軍歌なのか?
永久保存盤 全60頁豪華解説書付
特別寄稿・・谷川俊太郎/久世光彦/中西 進
歌:渥美 清/友竹正則/奥田良三/東京音楽学校
演奏:海軍軍楽隊
ほか全25曲
●もともと万葉集にある大伴家持の詩「海ゆかば水漬く屍・・」に昭和12年東京音楽学校教師の信時潔が曲をつけた「国民唱歌」が、大政翼賛会によって国歌に次ぐ国民歌に指定され、その後儀式や学徒出陣式の際に歌われ、演奏され、戦時に欠かせぬ曲となった。
●戦前は”第二の国歌”としてもてはやされ、戦後は"封印”された状態となっている“至高の名曲“「海ゆかば」の復権を図るべく、さらに明治に生まれた同名異曲も加え、古今の名唱名演と貴重な音源、豊富な解説資料で検証する一大企画。
●“学徒出陣”など当時のドキュメント、奥田良三、柴田睦陸、藤井典明といった大歌手や大演奏家のSP復刻、新発見のスコアによる初録音など貴重な音を多数収録。
<収録曲>
1. 海ゆかば(信時 潔作曲)
小林英之(パイプオルガン)
この曲のオリジンを想起させる荘重かつ雄渾なオルガンの響き
2. 海ゆかば(大伴氏言立 信時潔作曲 江口浩司編曲)
友竹正則(歌)/江口浩司指揮、キング吹奏楽団
友竹の朗々とした明るいバリトンの声はこの曲にまさにふさわしい。
3. 海行かば(大伴氏言立 信時潔作曲)
川上洋司、種井静夫、渕脇和範、平田栄寿、高橋啓三、水野賢司(歌)/上江洲玲子(ピアノ伴奏)
研究資料として東京音楽大学が同大の教師陣を起用して制作したLPからのCD化。市販された最初の楽譜(昭和13年)を使用している。
4. 海ゆかば【弦楽四重奏版】(信時潔作曲 林光編曲)
(演奏団体不詳)映画「東京100年」の音楽として林光が編曲したオリジナル音源。
映画ではナレーションがかぶっており、演奏のみ聴けるのは本CDだけという貴重なもの。
5. 海ゆかば(大伴氏言立 信時潔作曲)
藤井典明、国立音楽学校生徒(歌)/土川正浩(ピアノ)
教材用としてオリジナルのピアノ伴奏で1943年に発表されたSPの初復刻。藤井典明はオペラから戦時歌謡まで歌い活躍したバリトン歌手。
6. 海ゆかば(大伴氏言立 信時潔作曲 海軍軍楽隊編曲)
柴田睦陸(歌)/内藤清五指揮
海軍軍楽隊オペラ歌手として戦後も活躍した柴田睦陸の力強い名唱。1941年発売SPの初復刻。
7. 海ゆかば(信時潔作曲 高木東六編曲)
倉田 高(チェロ)/高木東六(ピアノ伴奏)
名チェリスト倉田高と、共にフランスに学んだ作曲家高木東六の伴奏による名演!SP盤も入手困難な程貴重な音源の初復刻である。
8. 海ゆかば(信時潔作曲 下総皖一編曲)
下総皖一指揮、コロムビア管絃楽団
信時 潔の直弟子として活躍した下総皖一の編曲指揮がききもの。初復刻。
9. 石と兵隊(西條八十作詞 _田恒治作曲 奥山貞吉編曲)
松平 晃(歌)/コロムビアオーケストラ実話を基にした歌謡曲。
BGMとして使われたもっとも早い作品の一つ。
10. 決戦生活訓
和田信賢(朗読)/コロムビア絃楽四重奏団戦中、国民の結束を計るための“生活訓”のBGMとしても使用された。
11. 軍神特別攻撃隊(忠烈永遠に香はし)
?「大東亜戦史第四部大東亜建設」より竹脇昌作(語り)/日本合唱団(歌)/帝国管絃楽団真珠湾特別攻撃隊を扱ったもので、九軍神の合同海軍葬で、嶋田海軍大臣が絶句した貴重な弔辞の一部も収録されている。
12. 海ゆかば(大伴氏言立 信時 潔作曲)
(出陣学徒壮行会実況録音より)
1943年(昭和18年)10月21日、雨の神宮外苑競技場で行なわれた有名な出陣学徒壮行会での感動的な大斉唱。
13. 海ゆかば(大伴氏言立 信時 潔作曲 帝国海軍軍楽隊編曲)
奥田良三(歌)/内藤清五指揮 帝国海軍軍楽隊
不世出の名テナー奥田良三による“歴史的名唱”の初CD化。
14. 海ゆかば(大伴氏言立 信時 潔作曲 山口正男編曲)
東京音楽学校(歌)/東京音楽学校管絃楽部
信時 潔の大作「海道東征」のアルバムの最後に収録されていたもので、東京音楽学校の男女各100人の歌、50人の管弦楽という大規模な編成で演奏されている。
15. 海ゆかば(信時 潔作曲 安倍 盛編曲)
掛橋佑水(ヴァイオリン)/寺嶋陸也(ピアノ)
「荒城の月」「宵待草」といった愛唱歌を編曲した「ヴァイオリン歌謡名曲集」(昭和18年)の楽譜による本アルバムのための新録音。
16. 海ゆかば?チェロとピアノのための?(信時 潔作曲 クラウス・プリングスハイム編曲)
花崎 薫(チェロ)/寺嶋陸也(ピアノ)
信時家に保管されていた楽譜による初録音。
プリングスハイムは昭和初期から戦後まで長く日本のクラシック界に貢献した。
17. 「海ゆかば」変奏曲【ピアノ版】より(マンフレート・グルリット作曲)
寺嶋陸也(ピアノ)新発見の楽譜による新録音。
全曲は60分近い大作のため抜粋収録した。
グルリットは戦前から戦後にかけて日本のオペラ界に大きな貢献をした。
18. ウミユカバ【保育唱歌】(大伴氏言立 東儀季芳作曲)
石川 高(歌)/平井裕子(和琴)/中村仁美(笏拍子)
“明治の海ゆかば”の保育唱歌版。
19. 海ゆかば(大伴氏言立 東儀季芳作曲)
徳山 、藤山一郎(歌)/宮内省楽部楽友会二大歌手が宮内省楽部の伴奏で歌ったという珍しいSPの初復刻。
20. 海ゆかば(聖武天皇宣命 東儀季芳作曲 海軍軍楽隊編曲)
内藤清五指揮 海軍軍楽隊(歌・演奏)海軍省が教材として制作したものが同時に軍歌集にも収録され一般発売されたもの。
“のどには死なじ”の歌詞で歌っている。初復刻。
21. 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉作曲)
谷村政次郎指揮 海上自衛隊東京音楽隊おなじみの「軍艦マーチ」。
トリオの部分で“明治の海ゆかば”が使われている。
22. 海行かば【陸軍礼式曲】
松本秀喜指揮 戸楽会作曲者に疑問符がついている陸軍礼式曲。
23. 海行かば【陸軍喇叭譜 敬礼の部】
陸軍軍楽隊員(ラッパ)将官に対し用いられたラッパ吹奏による陸軍の「海ゆかば」。
24. 美しい虚構(松永茂雄詩)・海ゆかば(大伴氏言立 信時 潔作曲 大森盛太郎編曲)
渥美清(朗読・歌)/ポリドール・グランド・オーケストラ
渥美清の朗読と歌による「海ゆかば」。戦後の典型的な使われ方の一つ。
25. 海ゆかば(信時 潔作曲)
小林英之(パイプオルガン)
この曲のもう一つの使われ方・・・多くの人が抱いている“鎮魂歌”としての演奏を最後に・・
*キングレコード プレスリリースより。一部訂正