No-b-log の・ぶ・ろぐ http://noblogblog.blog.shinobi.jp/で過去に掲載していた記事を、このサイト内に移行・アーカイヴしました。(但し、国内のゆかりの地を訪ねるシリーズは、こちら可能なものはURLの変更や、訂正も入れています。

No-b-log の・ぶ・ろぐ過去記事

2016年4月23日 00時00分

「はなすみれ」「花すみれ」に関する新論文

女子学習院の「はなすみれ」および唱歌「花すみれ」は、ちょっと複雑な来歴がありまして、CD『SP音源復刻盤 信時潔作品集成』の解説でも少し書いたのですが、字数も調査時間も足りなくて、書き尽くせなかった点が多々ありました。

この春、学習院の作曲当時の事情を含めて調べ上げた、すばらしい論文が届きました。

津上恭子著「信時潔作曲 二つの《はなすみれ》」 付記―山田耕筰作曲《花すみれの御歌》
『学習院女子部論叢』第12号 (学習院女子中等科・高等科 2016・3) pp.80-110

本文中の各作品の楽譜も掲載されています。(信時潔、山田耕筰の著作権保護期間は満了しています)

著者の津上先生は、長く学習院女子中等科の教諭を務められ、この3月に退職されたそうです。

なぜ、女子学習院の「はなすみれ」は作り変えられたのか?
なぜ、ほぼ同時期にセノオ楽譜から山田耕筰と信時潔それぞれの「花すみれ」が出版されているのか?
学習院内部の伝承や学校史の資料をも、かなりしっかりと拾い上げていて、読みごたえがあります。

なお、学習院の「はなすみれ」はこちらで聴くことができます。
http://www.gakushuin-ouyukai.jp/wp/?page_id=1715

2016年4月22日 00時00分

買って、聴いて、熊本応援!「海道東征」熊本公演CD本日発売

山田和樹指揮、横浜シンフォニエッタと、熊本の音楽家、合唱団が2014年に熊本で上演した「海道東征」が、本日発売されました。
この演奏会のために奔走され、また演奏に関わった熊本の皆様は、どうされているか、心配です。御無事を願い、一日も早くおだやかな日常をとりもどされるよう、遠くから応援しています。

買って、聴いて熊本応援!皆様も是非ご一緒に。

2016年4月17日 00時00分

芸大「海道東征」いよいよ発売

2015年11月28日、東京藝術大学で上演された海道東征のCDがいよいよ発売されました。
歌詞現代語訳を含む40ページの解説書付。
「海道東征」のほか
「絃楽四部合奏」と「我国と音楽との関係を思ひて」を収録。



「絃楽四部合奏」は初のCD発売です。(弦楽オーケストラ版 湯浅卓雄編)
楽譜スコアについてはこちら https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/17/35/324#frame-35
パート譜が必要な場合はお問い合わせフォームからご連絡ください。

 (URL訂正2021年9月)

2016年3月5日 00時00分

福岡県神道青年会の東日本大震災復興事業で「海道東征」全曲を奉納

「海道東征」上演(ピアノ伴奏、全曲)の情報が届きました。


「福岡県神道青年会 東日本大震災復興事業 早期復興への祈誓」
 【日時】2016年3月13日(日)15:00~17:00
 【場所】若松市民会館
 【料金】入場無料
 
  第一部 早期復興祈願祭
  第二部 交声曲「海道東征」奉納

  指揮:中山敦、伴奏:大森道子
  ソリスト:安高郁子、竹原衣理子、園田あずさ、東建太、木村貞仁
  出演:九州歯科大学合唱団コール・エルフェンバイン

  【お問い合わせ】
  福岡県神道青年会 事業委員会(宗像大社内 担当:長友まで)
  TEL:0940-62-1211
  FAX:0940-62-1315
 
 上演に至るまでのお話はこちら。
   「俺はタクランケ!(歯科学生の日常2)」http://tulip-kimkim2.jugem.jp/?eid=602

 チラシなどはこちらにありました。
   「鳥飼八幡宮ブログ」 http://hachimansama.jp/blog/6690
2016年2月13日 00時00分

不明の旋律(民謡?)のうち2曲の曲名がわかりました

先日、この旋律(民謡?) に心当たりありませんか?と書いた旋律(民謡?)について、Twitterで@Tapkaraさんから、情報をいただきました。

まずhttps://nobutoki.com/plugin/blogs/show/52/107/479#frame-107 の 「その1」については「鴨緑江節」ではないかと。 
これはYOUTUBEで
https://www.youtube.com/watch?v=9N1f3l96TlU
などを聴いてみたところ、ほぼ間違いなさそうです。

「その2」については「ノーエ節」ではないかとのこと。

ノーエ節はいろいろなバージョンがあるらしいので、いくつか聴いてみました。
その中で、このエノケンの唄うノーエ節(冒頭から50秒ぐらいから開始)が近いようでした。
https://www.youtube.com/watch?v=tA5V_rhgVuA
映画は新しい(戦後の)ものらしいですが、エノケンですから、大正から昭和の初めの歌い方からさほど遠くはないと思われます。

「その2」の楽譜の冒頭のcからdへの9度の跳躍が、普通の唄にはあり得ないので謎だったのですが。エノケンの歌い方を聴いてみればそれもありかと納得。cから9度上のdへの跳躍は三味線などの音が記憶に残っていたのかもしれません。

はっきりとは言い切れませんが、この旋律が残されている楽譜は信時潔がドイツ留学中(大正9年~11年)に、記憶をたどって書き留めた(旋律+ピアノ譜)可能性が高いものです。

@Tapkaraさん、情報ありがとうございました。

引き続き その3 の情報もお待ちしております。 

 (文中のURL訂正2021年9月)

2016年2月9日 00時00分

国会図書館デジタルで信時潔「小曲集」公開

国立国会図書館デジタルコレクションで信時潔「小曲集」第3集、第4集がインターネット公開されています。

第3集は
かへりみ(北原白秋詩)
色あかき三日月(北原白秋詩)
「ルバイヤット」より(蒲原有明訳)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/987597/1


第4集は

ばらの木(北原白秋詩)
わすれな草(上田敏訳)
つなで(北原白秋詩)
野火
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/987598/1

同じ小曲集の第1集もデジタルコレクションにあるのですが。
夕焼(北原白秋詩)
山の母(西條八十詩)

お玉杓子

こちらは西條八十が著作権保護期間中のため、インターネット公開されていないようです。

なお、これら小曲集の各曲は、ほとんどが
春秋社版『信時潔独唱曲集』に収録されています。

2016年2月7日 00時00分

信時潔著作・執筆の一覧を公開しました

信時潔著作・執筆の一覧をWEBサイトで公開しました。
今までわかっているものをまとめました。
https://nobutoki.com/chosakushippitsu (URL訂正2021年9月)
また、
信時潔著  旅と音楽―主として創作の角度から 『山小屋』 112 1941.5 pp.2-4  
の全文PDFを公開しました。
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/48/91/718#frame-91 (URL訂正2021年9月)


青空文庫にアップして下さる方があれば、データ、関係資料提供します。
左記に「お問い合わせ」がありますので、ご連絡ください。

2016年1月28日 00時00分

(続) この旋律(民謡?) に心当たりありませんか?

前回に続いて、民謡か、小唄か、何かわからないのですが、謎の旋律を載せます。
信時潔の資料の中に、この旋律を書き留め、ピアノ伴奏をつけたような譜があります。
譜は省略しましたが、これにはいかにも三味線で弾いてる感じの前奏があります。
歌詞、歌われた場、地域などはわかりません。
曲名などにお心当たりある方、お問い合わせフォームより御教示いただければ幸いです。


サンプル音源 民謡?その3
(画像、音声を「前半のみ」から「全曲」に差し替えました 2016.2.13)

2016年1月16日 00時00分

この旋律(民謡?) に心当たりありませんか?

民謡か、小唄か、何かわからないのですが、次の二つの旋律が何なのか、わからなくて困っています。信時潔の資料の中に、この旋律を書き留めたものが、複数あるのです。

おそらく、明治~大正期に流行った、誰でもが知っていたような旋律だと思われます。

歌詞とか、歌われた場や地域がわかれば、もう少し探しようもあるのですが、旋律しかわかりません。ご存知の方は、すぐわかるような、よく知られたものだと思うのですが。

お問い合わせフォームより御教示いただければ幸いです。

サンプル音源 民謡?その1 






サンプル音源 民謡?その2


※この続きは https://nobutoki.com/plugin/blogs/show/52/107/478#frame-107を御覧ください。
(2016.2.13追記)
(URL 訂正2021年9月)

2016年1月11日 00時00分

産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタート(その3)

(つづき)

産経新聞大阪版(夕刊)で2015年8月31日から9月30日に全24回にわたって連載された「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」へのリンク集(つづき)です。

(17)“日本オーケストラの父”の命受け、見よう見まねでチェロ演奏http://www.sankei.com/west/news/160104/wst1601040001-n1.html

(18)黎明期、初の合唱曲「春の弥生」…今こそ信時ルネサンスhttp://www.sankei.com/west/news/160105/wst1601050011-n1.html

(19)人生を変えたドイツ留学…シャワーを浴びるように聴き吸収したhttp://www.sankei.com/west/news/160106/wst1601060006-n1.html

(20)第一次大戦後、秩序取り戻したベルリン、信時は“相変らず”
http://www.sankei.com/west/news/151228/wst1512280059-n1.html

(21)「一つ信じたものを通していく」…戦時中でも夜中、新曲に耳傾けhttp://www.sankei.com/west/news/160108/wst1601080007-n1.html

(22)「北原先生の詩に力得て」…歌詞と結合、豊かで壮大な音楽http://www.sankei.com/west/news/160104/wst1601040047-n1.html

(23)「海ゆかば」を世に…晩年まで歩みたゆまず、後進育成もhttp://www.sankei.com/west/news/160110/wst1601100002-n1.html

 (24)完 書斎のピアノ、ふた開いたまま…音楽と家族に囲まれ“最期の微笑”
http://www.sankei.com/west/news/160111/wst1601110001-n1.html

   -------------------------------------------

参考:

産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタートの初回投稿(1)~(8)はこちらhttps://nobutoki.com/plugin/blogs/show/52/107/459#frame-107

産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタートの初回投稿(9)~(16)はこちらhttps://nobutoki.com/plugin/blogs/show/52/107/460#frame-107

2016年1月10日 00時00分

信時潔のピアノ 1

新保祐司著『信時潔』(構想社)の表紙に載っているこのピアノは、スタインウェイのアップライトピアノ。 決して上手いピアノ弾きではなかったが、このピアノは大変気に入っていたらしい。

私が子供の頃、ピアノを習い始めるときに、横浜・元町の大塚ピアノに、アップライト・ピアノを選びに行ったそうだ。店に並ぶピアノから、一番良いのを選んでくれた時に、「おれのシュタインウエイにはおよばないけどな」と笑っていたとか。

そのスタインウェイのアップライトピアノは、知人の清野主(きよの・つかさ)さんから贈られたもの、と伝わっている。清野氏はアメリカで椿の栽培で成功した方で、長くアメリカにいたが、戦争が激しくなった頃、日本に戻った、などと断片的に伝え聞いていた。たぶん大阪・市岡中学の同級生ではないか、とのことで、それ以上詳しいことがわからなかった。

改めて調べてみたところ、どうも以下のページにある「ツバキ・キング」氏らしい。

http://www.discovernikkei.org/ja/journal/2015/10/30/beikoku-31/

市岡の同窓では?という件については、上記リンク先の記事に「大阪の岸和田中学を卒業後、単身渡米しテキサスに行き」とあり、市岡ではないようだ。

ツバキで成功した人だとしても、スタインウェイのピアノをプレゼントするというのは、どういう知人なのか。大阪の教会関係?あるいは清野氏の父は岡山の医師とのことなので、実父・吉岡弘毅のつながりか。(吉岡弘毅の父・吉岡有隣は岡山県・福渡に住む医師だった)

譲りうけた時期も正確には把握できていない。上記ページに「日米開戦の少し前に日本を訪れていた清野は帰国の道を閉ざされ、財産も没収された」とある「帰国」の後だとは思えないのでおそらく「前」だろうが・・・未だに判断できないでいる。

なお、元町の大塚ピアノで、祖父・潔に選んでもらった私のアップライトピアノは、我が家で持ちきれなくなって困っていたときに、ちょうど小石川図書館の「図書館を利用する音楽家の会」http://www.za.em-net.ne.jp/~toonkai/ が、ピアノを募集していたので引き取ってもらったのだった。(どのように使ってもらっても、処分されても、構わないということでお渡しした)

2016年1月7日 00時00分

「沙羅」の作詩者・清水重道(4)

引き続き 清水重道情報です。

『麥』という雑誌(詳細不明)の昭和30年9月号に掲載された

清水重道著「校歌のこと」の記事をいただいたのでアップします。

コピーのコピーなので不鮮明な点はご容赦ください。


2016年1月6日 00時00分

「沙羅」の作詩者・清水重道(3)

だいぶ前に「沙羅」の作詩者・清水重道(1)(2)を書きましたが、その続きです。

清水重道の肖像写真を見たことがなかったのですが、ご遺族に伺ったところ、校歌などを作曲したときによく写真を貸していたが、返ってこないことも多く、だんだん手元のものが無くなり、結局手元には肖像写真として使えるものが残っていないとのこと。

そんな中でこの本に肖像写真が載っていると教えていただいたのが以下の資料です。

タイトル 湯澤高校五十年史
著者 秋田県立湯沢高等学校/編
出版地 湯沢
出版社 秋田県立湯沢高等学校
出版年 1993

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I012183909-00

p.61に清水重道の写真、p.62に略歴が載っています。
2016年1月5日 00時00分

東京高等学校「東高歌集」(昭和4年)

『東高歌集』(東京高等学校校友会売店部 昭和4年11月発行)をお借りしたので資料データを確認しています。

掲載されている信時作品は「第一回記念祭祝歌」「第三回記念祭歌」「大成寮々歌(煌きそむる暁星に)」の三曲。

中でも気になるのは清水重道作詩、信時作曲「第三回記念祭歌」。のちに「沙羅」(昭和11年頃作曲)を生み出すコンビは、昭和初年頃どの程度の知り合いだったのか、詳しくはわかりませんが、なにか行き来があったことを思わせます。

この資料、東大OPACや国会図書館、CiNiiにも無かったのですが、東大のどこかに残っているのでしょうか。

参考までに、表紙、目次、第三回記念祭歌、奥付、ついでにちょっと楽しい絵があったので「東高踊図解」ページを載せておきます。(図解ページの裏に踊り方の説明もあります)










 

2016年1月4日 00時00分

産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタート(その2)

(つづき)
産経新聞大阪版(夕刊)で2015年8月31日から9月30日に全24回にわたって連載された「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」へのリンク集(つづき)です。
 
(9)近代の波・内国勧業博、活気づく“大大阪”へ向かう青春時代
 http://www.sankei.com/west/news/151227/wst1512270012-n1.html
 

(10)若き芸術家に影響与えた船場、千日前、中之島…“原風景”
http://www.sankei.com/west/news/151228/wst1512280010-n1.html

(11)異なる才を認め合った友、田宮猛雄…きらめきは晩年まで
http://www.sankei.com/west/news/151229/wst1512290009-n1.html

(12)東洋史学大家・石濱にして「ほんまもんの芸術家は小出、信時や」
http://www.sankei.com/west/news/151222/wst1512220058-n1.html

(13)エンピツを倒して決めた? 東京音楽学校の受験…上京“広い舞台”へ
http://www.sankei.com/west/news/151231/wst1512310010-n1.html

(14)高き志「芸道は地味で苦難、覚悟を」…将来の変化まで予見?
http://www.sankei.com/west/news/160101/wst1601010001-n1.html

(15)東京時代の信時と小出…芸術家の卵、互いに刺激を受けて
http://www.sankei.com/west/news/160102/wst1601020001-n1.html

(16)20歳から交流、生涯の友・熊谷守一…ついには親戚に
http://www.sankei.com/west/news/160103/wst1601030001-n1.html

(つづく)

産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタートの初回投稿(1)~(8)はこちら
https://nobutoki.com/plugin/blogs/show/52/107/459#frame-107