信時潔研究ガイド

最新情報や、サイト更新情報は、この下「の・ぶ・ろぐ 2 (日々の動きやニュースなど)」に追加していきます。

東京藝術大学附属図書館の、信時文庫の貴重資料の検索は、以下のサイトをご利用ください。

「東京藝術大学附属図書館 信時文庫貴重楽譜データベース(試行版)」
http://jmapps.ne.jp/geidailibnobutoki/
また、同図書館OPACにも、蔵書等のデータが登録されています。

の・ぶ・ろぐ 2 (日々の動きやニュースなど)

宝塚歌劇団宙組公演「BAYSIDE STAR」の中で「海ゆかば」

2025年9月21日 18時16分

当サイトをご覧になった方より、情報提供いただきました。

宝塚大劇場で上演中の宝塚歌劇団宙組公演のショー『BAYSIDE STAR』の中で『海ゆかば』がトップスターの桜木みなとさんにより歌われているそうです。

https://kageki.hankyu.co.jp/sp/revue/2025/princeoflegend/info.html

の情報によると、今後、全国の映画館での上映、東京宝塚劇場での上演、配信等も予定されているようです。

インターネット上で検索してみると、これについて、いろいろな意見も出ているようですが、一つの「受容史」として。

----追記(9月27日)

その後、「宙組公演『BAYSIDE STAR』の一部演出の変更について」というニュースが掲載されました。

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20250924_1.html

サイト情報更新:新保祐司著「海ゆかば」に昭和の精神を聴く」

2025年9月21日 17時55分

サイト情報更新。関係文献目録のページに新しい記事を追加しました。

新保祐司著「<正論>「海ゆかば」に昭和の精神を聴く」

産経新聞 2025/9/18 

以下のURLにも掲載されています。

https://www.sankei.com/article/20250918-ZWCAP6QMZJKADGKWODLJAQW4KQ/

文献目録データはこちら
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/26/57/2160#frame-57

小松靖彦編『検証 戦争に加担した日本文学』(全3冊)

2025年9月19日 12時36分

小松靖彦先生より『検証 戦争に加担した日本文学』(花鳥社 2025.9)が届きました。

花鳥社のサイトに、目次なども掲載されています。

https://kachosha.com/books/9784868030249/

(下記、各巻のタイトルクリックするとAmazonに飛びます)

検証 戦争に加担した日本文学 (1): 支配される文学のことば   

検証 戦争に加担した日本文学 (2): 戦中から戦後への〈切断=連続〉 

検証 戦争に加担した日本文学 (3): ソフト・パワーとしての〈萬葉集〉

多数の著者による、様々な切り口で「戦争に加担した日本文学」について綴られています。

未だ最初の章に目を通しただけですが、とくに萬葉集と「海ゆかば」周辺で、私自身、なかなかしっくりくる答えにたどり着けなかったことが、ちょっと見えてきそうな気がします。これからゆっくり読み進めようと思います。

武蔵国分寺跡資料館、夏季企画展「学校ができた―昭和の記憶と国分寺市」

2025年7月21日 19時35分

信時潔が、大正末年から亡くなるまで約50年を過した国分寺市の、武蔵国分寺跡資料館で、夏季企画展「学校ができた―昭和の記憶と国分寺市」が開催されます。

展示の中で、市内の小中学校の校歌を作曲した信時潔について、中央線国分寺駅、西国分寺駅の発車メロディについて、紹介されるそうです。

名称:学校ができた! 昭和の記憶と国分寺市ー

開催場所:武蔵国分寺跡資料館(東京都国分寺市西元町1-13-10 )

開催日時:2025年7月25日~9月15日

主催者:国分寺市教育委員会ふるさと文化財課

詳細は下記サイトをご覧ください。

https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/kouen/1005196/1004239.html

芸大プロジェクト2024「いろはうた」演奏動画

2025年7月19日 19時29分

藝大プロジェクト2024 第2回〜日本が見た西洋音楽 (2024/11/23) の演奏動画が公開されています。

https://youtu.be/Zsj5PNscjIY?feature=shared

信時潔作曲「いろはうた」(無伴奏)
 合唱指揮:谷本 喜基  東京藝術大学音楽学部有志を中心とした合唱

信時 潔/K. プリングスハイム 編曲:いろはうた (チェロ、ピアノ)
 チェロ:向山 佳絵子、ピアノ:江口 玲

 参考:藝大プロジェクト2024 第2回〜日本が見た西洋音楽
  https://gma.geidai.ac.jp/20241123-027/

「阿蘇」初演プログラムのPDFをアップロードしました

2025年7月19日 16時23分

信時潔作曲「阿蘇」初演プログラムのPDFをアップロードしました。

昭和8年12月3日、船橋栄吉追悼演奏会(日本青年館)です。

プログラムに初演という記載はありませんが、信時家に残っていた妻ミイによる資料に「初演」と記載されていました。ほかに、痩人を嗤ふ歌二首、子等を思ふ歌を演奏しています。

事前に配られたと思われるチラシには、中央合唱研究会、東京音楽学校卒業生有志の一覧(名簿)があり、見覚えのある音楽家の名前が並んでいます。

PDFはこちら https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/48/91/2153#frame-91

新刊『エチュードは、オーケストラのチェロパート チェロ奏者としての信時潔を追って』

2025年5月18日 18時46分
ニュース

新刊『エチュードは、オーケストラのチェロパート チェロ奏者としての信時潔を追って』信時裕子著(オリンピア印刷)が発売となります。

Amazonで販売しています。(一般書店の扱いはありません。)

作曲家・信時潔(のぶとき きよし)は、東京音楽学校入学当初、チェロを専攻していた。大正10年頃の新聞では「セリストでは第一人者」と書かれ、大正13年ベートーヴェン「第九」日本初演ではチェロ首席。確認できる最後の演奏は昭和7年、プリングスハイム指揮でマーラー「交響曲第五番」日本初演。チェロ奏者としての足跡を追う。

https://amzn.to/4jclxRE

チェロの演奏に関することだけを、一冊にまとめました。

オーケストラ・ニッポニカ編『近現代日本の管弦楽作品』

2025年5月10日 11時26分

オーケストラ・ニッポニカ編『近現代日本の管弦楽作品』(アルテスパブリッシング)を一足早く入手しました。

オーケストラ・ニッポニカの設立演奏会(2003年)で上演された信時潔の「海道東征」も載っています。あの演奏の当時は、まだパート譜も、整っていなかったので、上演前にかなり苦労されたそうです。それから数年を経て、スコア、パート譜、ヴォーカルスコアが入手可能になり、何度も再演されることになるとは予想できませんでした。

『近現代日本の管弦楽作品』は、43人の作曲家の100曲あまりの作品を採り上げた653ページの重量感!充実感!凄いです。見るべき資料、当たるべき資料、聞くべき人には全部当たって、執筆されていることを感じます。

詳細はこちら 

オーケストラ・ニッポニカは、去る4月の演奏会を以て「自主企画での演奏会を休止する決断」をしたそうですが、解散したわけではなく、「依頼演奏会、ニッポニカ・アーカイヴ、録音音源の公開、書籍やCDの販売など」は継続されるそうです。

綿密な計画、事前調査で成し遂げられる、あの熱い演奏をまた聴く機会を楽しみにしています。

??この筆跡は・・・。音楽之友社、新刊本の表紙

2025年3月21日 19時38分

音楽之友社さんから、本が送られてきました。

その表紙を見ると・・・なんだか見おぼえがあるような筆跡・・・びっくりしました。

その書影はこちらなのですが。
Amazonリンク  https://amzn.to/4kEgkUI

そうなのです。この「フリギア風解決の研究」「都ぶし律旋の典型的基本的終止」などと書かれている文字、その特徴あるト音記号、音符は信時潔の筆跡でした。表紙デザインに使われたのは信時潔の手書きの「覚え書き」というかメモというか、そういったものです。(特に本などを作るために書いた原稿ではありません。)原本は東京藝術大学附属図書館所蔵。

新刊『近代日本と西洋音楽理論:グローバルな理論史に向けて』(西田紘子、仲辻真帆編著)の仲辻真帆著「学校で和声学を教える――音楽取調掛・東京音楽学校を例に」の中に、「信時潔の自筆資料にみる指導者・作曲家の問題意識」の項が載っていました。

ほかに、信時潔が書いた東京音楽学校の和声の試験問題(大正12年)も載っています。

文献詳細はこちら。 https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/26/57/2148#frame-57