「海ゆかば」の昭和

「海ゆかば」の昭和
新保祐司編『「海ゆかば」の昭和』  
イプシロン出版企画
2006.12.15発行
243 p ; 21cm
ISBN4-903145-18-2
定価 ¥2,200+税
I
1.桶谷秀昭 / 深沈たる日本鎮魂曲「海ゆかば」
2.粕谷一 / 希敗者の教訓
3.高橋英夫 / 信時潔小感
4.三木卓 / 「海ゆかば」をめぐる感想
5.山折哲雄 / 「屍」とは何か。
6.饗庭孝男 / 「海ゆかば」の思想的根拠
7.佐々木幹郎 / 逝ってきます
8.小池昌代 / 「海ゆかば」入門
9.御厨貴 / 「海ゆかば」と「威風堂々」
10.新保祐司 / 「海ゆかば」―「義の音楽」

II
11.久世光彦 / 海ゆかば
12.團伊玖磨 / 海ゆかば
13.阪田寛夫 / 信時さんと唱歌
14.小池民男 / うみゆかば 信時潔作曲 ―感慨は複雑に層をなす
15.冨永明夫 / 海ゆかば
16.谷川俊太郎 / 私の「海ゆかば」
17.川本三郎 / 小津安二郎と「海ゆかば」
18.松本健一 / 国民歌としての「海ゆかば」―戦死者を忘れないために
19.近藤信行 / 海ゆかば
20.吉村正 / 「信時潔」の著者S氏に

III
21対談 中曽根康弘×西部邁 / 「海ゆかば」の思い出

IV
22.高橋アキ / 信時先生の思い出
23.高橋昌男 / 戸山ヶ原の塹壕
24.佐藤泰正 / 信時潔のこと、伊東静雄のこと
25.富岡幸一郎 / 大君の行方
26.菊田均 / 戦争歌と私
27.井口時男 / きみはなし、花はなし
28.谷崎昭男 / 塾歌と「海ゆかば」
29.佐藤洋二郎 / 「海ゆかば」を歌わなかった父
30.中沢けい / 短調の唄―賛美歌と軍歌
31.山田利明 / 「海ゆかば」と「軍艦マーチ」
32.二階堂正宏 / 義父の遺書

V 「海ゆかば」アルバム

VI
33.猪木武徳 / 「海ゆかば」と私―二つの個人的な逸話
34.花岡千春 / 芸術作品としての「海ゆかば」をめぐって
35.田中実 / 母のこと、あるいは「読むこと」
36.前田雅之 / 「熱祷」、「恋闕」、そして「海ゆかば」
37.宍戸恭一 / 私の昭和
38.吉岡繁 / 信時潔の芯なるもの
39.峠口新 / 「海ゆかば」とキリスト教信仰
40.岩名雅記 / けざやかに祈りへ―ためらう世代の「海ゆかば」
41.藤野邦康 / 運命の「人形(ひとがた)」
42.平岡敏夫 / 戦後五十七年目の「海ゆかば」―林京子氏にふれて
43.杉原志啓 / ポツダム曹長の「海ゆかば」
44.西澤光義 / 夜な夜なの「かへりみはせじ」を省みて
45.浅岡弘和 / 民族のレクイエム―永遠の生命への転生のために
46.石川宏平 / CD 「海ゆかばのすべて」制作にあたって

VII音源紹介あとがき

執筆者略歴