「開成学園校歌研究序説」
校歌の話が続きます。
小鮒勝博著「開成学園校歌研究序説」という論文が届きました。
開成学園紀要『研究論集』第34号(2014年3月)に掲載されています。
歌詞や、制定にまつわるあれこれを書いたものはよくあるのですが、これは複数の資料(楽譜のバージョン違い)を見比べ、和声の進行などを含めて細かく分析・検討した論文です。
以前、慶應義塾中等部紀要『ウェリタース3』に坂部由紀子著「慶應義塾塾歌の成立」という論文が発表された例がありました。
そして、開成学園校歌の研究。一流校、伝統校は、校歌に対する思いも熱く、大切にされていることが嬉しいです。
そういえば先日、東海大学から、創立者の松前重義が文理融合科目としてはじめた講義「「現代文明論」で、「建学の歌」を取り上げ、一緒に歌いたいという連絡がありました。
大きなイベントが一区切り、校歌づいているこの頃です。
さて、来年は信時潔没後50年。ちらほら動きも出始めました。