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著者・作曲者等
信時潔
タイトル
[帰去来の辞]
出版事項
[歌詞原稿、作曲スケッチ(数字譜)]
注記
歌詞原稿、作曲スケッチ(数字譜)。信時潔旧蔵資料より。他の資料に紛れていて、東京藝術大学附属図書館信時文庫に寄贈されていなかったもの。
歌詞は信時ミイ筆。数字譜は信時潔。
最初に旋律を数字譜で書き留めたことが多かった例の一つ。
完成までに変遷があったものと思われる。
このほかに、1945年6月16日に、「杜甫の詩の口語訳に作曲」、1948年3月29日に、「和歌二十五首と陶淵明帰去来の辞に作曲して木下氏留守宅に托す」などの記録がある。(非公開資料)
1950年7月10日発行の『信時潔独唱曲集』(初版)で発表。
初演は不明だが、1971年6月9日 木下保構成・指導による「日本歌曲連続演奏会5 信時潔の夕べ その2」(日本オペラ協会)で、阪井智晴が独唱している。(会場:東京文化会館小ホール)
https://i.t-bunka.jp/pamphlets/37641
このプログラムに、木下保は「漢詩に作曲した歌がどういう風に我々に感じとられるか興味深い歌である。長時間の曲であるが歌えば歌うほど味が出て来る。純朴で、人生を達観した老年の心境をたんたんと歌いあげたものである。信時はこれが東洋思想の真髄であると信じておられた。演奏としてはともするとお経のようになりがちであるから注意が必要である。」と書いている。
歌詞は信時ミイ筆。数字譜は信時潔。
最初に旋律を数字譜で書き留めたことが多かった例の一つ。
完成までに変遷があったものと思われる。
このほかに、1945年6月16日に、「杜甫の詩の口語訳に作曲」、1948年3月29日に、「和歌二十五首と陶淵明帰去来の辞に作曲して木下氏留守宅に托す」などの記録がある。(非公開資料)
1950年7月10日発行の『信時潔独唱曲集』(初版)で発表。
初演は不明だが、1971年6月9日 木下保構成・指導による「日本歌曲連続演奏会5 信時潔の夕べ その2」(日本オペラ協会)で、阪井智晴が独唱している。(会場:東京文化会館小ホール)
https://i.t-bunka.jp/pamphlets/37641
このプログラムに、木下保は「漢詩に作曲した歌がどういう風に我々に感じとられるか興味深い歌である。長時間の曲であるが歌えば歌うほど味が出て来る。純朴で、人生を達観した老年の心境をたんたんと歌いあげたものである。信時はこれが東洋思想の真髄であると信じておられた。演奏としてはともするとお経のようになりがちであるから注意が必要である。」と書いている。