花すみれ
『SP音源復刻盤 信時潔作品集成』の、DISC-1の冒頭と、DISC-6にも入っている「花すみれ」については、これまで詳しいことを調べたことがなく、今回の準備のために調べれば調べるほどいろいろなことがわかりました。この曲だけ長く書くわけにもいかず、添付の解説書では、かなり短くまとめましたが、詳しく書けばひとつの論文がかけるほどではないかと思います。 なぜ、二種の「花すみれ」「はなすみれ」があるのか?山田耕筰の「花すみれの御歌」との関係・・・etc。
今回の解説書はモノクロなので、カラーが出なくて残念でしたが、
p.17の唱歌『花すミれ』の表紙は、右のように紫と白とピンクという彩りの、
そんなお菓子がどこかにあったと思い出させるような色合いです。
どう云うわけか、この初版譜は、信時家に残っていないのですが、最近、偶然入手しました。
この曲は、ピースのほかにもいくつかの合唱曲集にも収録され、大正~昭和初年の女学生に愛唱されたようです。