No-b-log の・ぶ・ろぐ http://noblogblog.blog.shinobi.jp/で過去に掲載していた記事を、このサイト内に移行・アーカイヴしました。(但し、国内のゆかりの地を訪ねるシリーズは、こちら可能なものはURLの変更や、訂正も入れています。

No-b-log の・ぶ・ろぐ過去記事

2009年7月3日 00時00分

「海道東征」の手書きスコアが盛岡に? (其の1)

久しぶりの記事追加となりました。
このところ追っていたBIGな話題を、少しづつ書いていこうと思います。

1年以上前のこと、「岩手大学の図書館に<海道東征>の自筆譜が飾ってあるが知っているか?」と聞かれたことがあります。その時は、雑事にまぎれてそのままになっていました。

が、1年後に再び、別の方から同様の問い合わせがあり、これは詳しく調べておいたほうが良いだろうと思い立ち、連絡をとりはじめました。

本家サイト「信時潔研究ガイド」にも記事が載っている、盛岡の渡部精治先生より、岩手でも「海道東征」上演があったという情報、資料を頂いていました。昭和18年7月に、ピアノ伴奏で、第一章「高千穂」が歌われています。 (詳細は後日掲載) 盛岡と「海道東征」の接点とは・・・私が知っていたのはこれだけでした。
ピアノ伴奏であれば、すでに昭和15年8月に、共益商社書店から、ピアノヴォーカルスコアが出版されているので、「自筆」の管絃楽スコアが盛岡にある理由と結びつきそうにありません。

そこで、とにかく盛岡の「岩手大学」の図書館に、「海道東征」の”自筆譜”が展示してあるというのは本当か、何故岩手大学にそれが保管されているのか、問い合わせてみることにしました。質問を、同大学図書館あてに出したのは、今年の5月7日のことでした。

 (つづく)