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校歌のページにある上野原尋常高等小学校校歌についての情報を修正しました。
今日の出来事
仏教音楽の研究者で、優れた業績を残された飛鳥寛栗先生が昨年2016年9月30日に亡くなられたことを次代のご住職様からお知らせ頂きました。行年102歳。
信時潔が関わった仏教音楽について、お目にかかった折に、あるいは手紙や電話で、色々とご教示頂きました。
先生が執筆された『仏教音楽辞典』 (共編著。法蔵館 1995)の信時潔に関する項目には、「みほとけは」や「法然上人頌」など仏教関係団体に頼まれて作った曲のほか、独唱曲集にしか載っていない清水重道作詩「寺」なども収録されていて、日本の様々な音楽家の成果を、仏教音楽の視点から丁寧に拾い上げたご研究に改めて敬服しました。『日本仏教洋楽資料年表』 (法藏館 2008)を見ていると、長年のご研究成果をなんとかその限られた紙面に盛り込もうと苦労されているご様子が伝わってきます。
昨年は、信時潔が使っていたチェロが高岡市のお医者様に渡っていたらしいという情報を元に、高岡市のお寺のご住職であられた飛鳥先生に電話でご相談したところ、チェロまではわからないがその病院名は覚えがある、という証言をいただき、調査が一層具体化しました。
信時家に自筆譜だけが残っていて、詳しい成立事情がわからなかった仏教音楽関係か?と思われる作品について、先生の集められた豊富な資料から、参考になる情報をいただいたこともありました。
ウィキペディアの「飛鳥寛栗」の項によれば、飛鳥先生の「仏教音楽コレクション・A」は相愛大学図書館に寄贈されたとのこと。
ご住職様としてのお仕事の傍らで、ご研究を続けられ、立派な成果をいくつも残された飛鳥先生に心から敬意を表します。 合掌
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これまで信時潔作曲校歌データベースに登録していた「広島高等学校応援歌」(歌い出し:みだれてにおうはなかげの)は、信時潔の作曲ではないことが判明しましたので、削除しました。
この作品は、自筆譜等の情報が信時潔旧蔵資料にないのですが、『寮歌は生きている』に「信時潔作曲」とあるため、(東京藝術大学附属図書館 所蔵本で確認。)
信時作品として登録していました。
このほど広島大学文書館に照会したところ、
・旧制広島高等学校資料では、応援歌「乱れて匂う」は無記名(作詞・作曲者名なし)で掲載されている。
・学校廃止後、広島高等学校同窓会が作成した印刷物には、応援歌「乱れて匂う」の作詞・作曲者は井口哲氏(昭和3年理甲卒業)として掲載されている。
という回答をいただきました。
広島高等学校応援歌のデータを削除し、No.697は空き番になります。
これまで正式なタイトルがわからなかった「十年記念祝歌(あさつゆしげきこのひろにわに)」が、
広島高等学校開校十周年記念祝歌(沖田恒男作詞)であることが確認できたので校歌データを書き換えました。(正確な発行年はわかりませんが戦前の作品です)
データはこちらです。
10月3日の「海道東征」公演を終え、新たに見つかった訂正を加えた「ヴォーカルスコア訂正一覧」をアップしました。情報提供いただきました、大阪フィルハーモニー合唱団に御礼申し上げます。
静岡のシン・ムジカさんより、信時潔生誕130年記念、歌曲の演奏会の案内が届きました。
東京の巣鴨教会と、静岡の江崎ホールの二公演です。
東京公演
巣鴨教会は、
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/40/この記事を書いた頃に、訪ねたことがあります。ラのドファシラの近くです。
(詳しくは上記ブログ記事をどうぞ)
「幻滅」「ばらの木」など白秋の詩に作曲したのは主にドイツ留学前ですが、その初版が出た頃、信時潔は巣鴨教会のすぐ近くの「
ラのドファシラ」に住んでいました。
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信時潔研究ガイドの旧サイト
http://home.netyou.jp/ff/nobu/
は、2016年7月末でアクセスできなくなります。
検索サイトの結果などで、まだ旧サイトのデータに繋がっているものがあるようですが、
必要な情報はすべて当サイト
https://nobutoki.com/に移行しました。
トップページ左側にサイト内検索機能もありますので、ぜひご利用ください。