橿原神宮宝物館、企画展「『海道東征』と紀元二六〇〇年」を開催
2023年9月4日 09時19分橿原神宮宝物館で、企画展「『海道東征』と紀元二六〇〇年」が開催されています。
『海道東征』SPレコード・蓄音機を展示、再生された楽曲を聴くことができます。
展示期間は、10月2日(月)まで。
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/25/54/2128#frame-54
Kiyoshi Nobutoki - English page
サイト内すべてを検索するためヒット件数が多くなる場合があります。
以下の情報は、各ページのデータベース検索窓でも検索できます。
主要作品(独唱曲、合唱曲、器楽曲)、信時潔著作・執筆(単行書、執筆・座談会等)、校歌・社歌・団体歌、
入手可能な楽譜・CD/DVD、演奏会・イベント情報、関係文献目録、海道東征上演歴
最新情報や、サイト更新情報は、この下「の・ぶ・ろぐ 2 (日々の動きやニュースなど)」に追加していきます。
東京藝術大学附属図書館の、信時文庫の貴重資料の検索は、以下のサイトをご利用ください。
橿原神宮宝物館で、企画展「『海道東征』と紀元二六〇〇年」が開催されています。
『海道東征』SPレコード・蓄音機を展示、再生された楽曲を聴くことができます。
展示期間は、10月2日(月)まで。
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/25/54/2128#frame-54
吹奏楽スコア&パートは、東京藝術大学附属図書館 信時文庫貴重楽譜データベース(試行版)で画像公開されています。
東京藝術大学附属図書館OPAC http://opac.lib.geidai.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/XB00052688
(信時文庫) 海ゆかば : 萬葉集大伴氏言立 : 吹奏楽
信時潔作曲
東京 : 共益商社書店, 1939.12
スコア1冊 (3p) + パート譜10部 (各1枚) ; 27cm
画像データは以下のURLです。
出版譜の袋とスコア表紙
http://jmapps.ne.jp/geidailibnobutoki/det.html?data_id=572
スコアとパート譜
http://jmapps.ne.jp/geidailibnobutoki/det.html?data_id=3921
ほかに、吹奏楽版の自筆譜や筆写譜もあります。
なお、信時潔編曲による管弦楽スコア&パート譜はありません。
神奈川近代文学館で開催されている企画展「『おまけ』と『ふろく』展 子どもの夢の小宇宙」に行ってきました。(9月24日まで開催)
その中に、グリコのおまけで有名なあのグリコの、「引換え賞品」として、「軍歌集」が出ていました。「おまけとふろく展」で、信時作品に出会うとは全く予想していなかったので、驚きましたが、確かにあの時代であれば、そのようなことはあったかもしれません。
展示キャプションを書き留めてきた情報は以下の通り。
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面白くて為になるグリコ文庫(2)
軍歌集
1936年7月〜1940年 グリコ
編集 宮本順三
グリコの引き換え賞品
*「海行かば」などの歌詞と楽譜を収録
個人蔵
附録 ジツクサウあそび
グリコ株式会社編
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「海行かば」が、信時潔作曲の「海ゆかば」であるとすれば、それが掲載されているものは、初演、初出と同時ではないと思うので、おそらく1938年以降ぐらいの刊行だろうと思われます。1936年7月〜1940年と記載されているのは、展示の担当者か資料の所蔵者の推定なのか、あるいは奥付に初刷から何刷目までの刊行年を列記されているのかもしれません(だとすると1936年7月刊行分には「海行かば」は掲載されていなかったでしょう。)
展示は表紙が出ているので、中を見ることはできず、「歌詞と楽譜を収録」と言うのは、全曲なのか、一部なのか「海行かば」の楽譜も含まれるのか、わかりません。歌詞が多くて、中に数曲楽譜もある、という軍歌集、唱歌集もよくあります。とくに「数字譜」とは書いていないので、旋律譜でしょうか?もちろん、ピアノ伴奏譜などは無さそうです。
「編集 宮本順三」は、グリコのオマケのデザイナーで、同展のほかの部分で詳しく説明されています。記念館 https://www.omakeyazunzo.com/ が大阪にあるそうで、いつか訪ねてみたいです。「編集」といのは、グリコのオマケ全般の編集担当者ということなのか、あるいはこの「軍歌集」のデザイン、選曲、配列まで?
ここからは、「海行かば」には関係ないところですが、「附録 ジツクサウあそび」とあるのは、この「軍歌集」に附録が付いているということでしょうか?展示室で私が写し間違いをしていなければ、たしかに「ジツクサウあそび」と書いてありました。ジツクサウ?じつくそう?字尽くそう?・・・何かと思ったのですが。同展には、数々の紙製の附録やオマケ、すごろくや、紙製の組み立ておもちゃ等が出ていました。もしかすると「ジグソウパズル」の「ジグソウ遊び」かもしれませんが、真相は不明。・・・気になります。
神奈川近代文学館の蔵書であれば、展覧会終了後に資料閲覧に行きたいところですが、「個人蔵」とあるので、難しそうです。
ここまで書いてから、気になって検索してみたところ、以下の二つが見つかりました。表紙は展示してあったものと似ています。古本屋さん、販売履歴を残してくださっていてありがとうございます。
https://kogundou.exblog.jp/241576881/
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=4682585
どちらも「グリコ文庫(2)」とありますが、この二つは「附録」が違うので、いくつか版があったようです。(前者の裏表紙は確かに附録の「碁あそび」になっていますが。後者は表紙に「附録・ジツクサウあそび」、商品解説欄に「附録欠」とあり、残念ながらジツクサウあそびの真相は不明)
なお、https://kogundou.exblog.jp/241576879/ によると、「グリコ文庫(1)」にも「海ゆかば」の記載がありました。
これ以上追求すると、もうそこは、コレクターさんの世界なので、この辺で。
ヴァイオリン作品「あやつり人形」、かなり前に大谷康子先生から動画公開のお話を伺っていたのですが、まだここでは紹介していなかったと思います。
歌うヴァイオリン大谷康子の「やっこチャンネル」の「信時潔: あやつり人形」です。
今は、印刷譜もWEB公開されているので、だれでもご利用いただけます。ヴァイオリン+ピアノ伴奏。
楽譜はこちらから。
東京藝術大学附属図書館 信時文庫貴重楽譜データベース
信時潔作曲 あやつり人形
資料情報 http://jmapps.ne.jp/geidailibnobutoki/det.html?referer_id=3733&data_id=528&data_idx=0
資料詳細 http://jmapps.ne.jp/geidailibnobutoki/det.html?data_id=3733&data_idx=0
※ 楽譜画像の下の「拡大」をクリックしてください。
ピアノ伴奏譜にヴァイオリンパート譜が挟まれた状態で、撮影されています。
久しぶりにナクソス・ミュージック・ライブラリー(以下、NML)を確認したところ、信時潔作品がかなり増えていました。CDプレイヤーを持っていない人も増える中、NMLにあれば聴き易いという方も多いのではないでしょうか?全部ではないですが、いくつか拾ってリンク集を作ってみました。
NML会員の方は、クリックした先でログインしてお聴きください。まだ会員でない方も、最大15分間試聴できます。
(曲名の五十音順配列)
参考:ナクソス・ミュージック・ライブラリーとは
https://ml.naxos.jp/Introduction.aspx
Twitterでは既に紹介していましたが、2023年10月橿原神宮で「海道東征」が上演されます。
演奏会情報ページに記事を掲載しました。
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/25/54/2118#frame-54
なお、更に詳しい情報は8月下旬に発表されるとのことです。
「ピアノの日」200周年記念コンサート」第1夜で、信時潔「木の葉集」が演奏されるという情報をいただきましたので、データ追加しました。
「シーボルトが日本にピアノを持ち込んで200年。日本のピアノ史を、旧奏楽堂にて二晩に分けての連続演奏会。」
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/25/54/2117#frame-54
東京で「海道東征」の上演情報が届きました。
8月30日、東京芸術劇場で、パシフィックフィルハーモニア東京 特別演奏会。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/25/54/2116#frame-54
城南中学校校歌のデータを修正しました。以前の調査結果の反映が出来ていませんでした。https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/14/28/1108#frame-28
芸大・信時文庫データベースは反映されていました。
http://jmapps.ne.jp/geidailibnobutoki/det.html?data_id=1513
当サイトお問い合わせページから、個人の方よりご指摘いただきました。ありがとうございました。
光中学校校歌、情報更新。
現・山口県光高等学校。
作曲当時の作詞者判明。横尾石夫作詞、1942年制定。「御稜威四海に 燦として」
光高等学校となってからの歌詞は光高校校歌選定委員会作詞「希望の光 燦として」。
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/14/28/1394#frame-28
なお、2023年現在の山口県光高等学校校歌は別の作品。
当サイトお問い合わせページから、個人の方より情報提供いただきました。ありがとうございました。
3月19日(土)、信時作品が演奏されるミニコンサートの情報を追加しました。
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/25/54/2115#frame-54
しばらく見ていなかった国立国会図書館デジタルコレクションで、今までヒットしなかった信時潔関係の情報がヒットすることに気が付きました。
国立国会図書館デジタル化資料のOCRテキスト化事業のおかげなのでしょう。
たとえばこれ
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/1109457/1/8
昭和16年の「音楽年鑑」に掲載された広告です。
この広告の本を信時潔が直接執筆しているわけではないのですが、高橋均氏(高橋悠治氏、高橋アキ氏の父)と、バッハ、インヴェンションについて、色々と論を交わしたことでしょう。
音楽年鑑の人名録とか、音楽界記録のページなどの一通りのチェックをしたことはありましたが、これは気が付かなかった。
そのほかにも『東京音楽学校一覧』や『邦人楽曲放送一覧』の中の文字も、拾っているようですね。国立国会図書館蔵書に、全巻揃っていないのが残念です。
そういえば、索引が(少ししか)なくていつも苦労する『日本の洋楽百年史』も、送信サービスで閲覧できるので使えそうです。もちろんOCRの限界もあるでしょうけれど。(そもそもあの本は誤字、誤記、誤植が多いので、引用元の資料を確認することが必須です!)
時代が進んだなあ・・・と思います。ありがたい。
ほかに何がヒットするのか、しばらく楽しめそうです。
5年も前のことですが、2017年の日本音楽学会第68回全国大会で、「大正~昭和前期 五線紙による作曲年代判定の可能性――信時潔文庫整理を終えて」という発表をしました。発表要旨は、『音楽学』第63巻2号 p.189に掲載されています。
その時の資料を「アーカイブ(書庫)」にアップロードしましたので、興味をお持ちの方はご参照ください。
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/48/91/2114#frame-91
なお、東京藝術大学附属図書館 信時文庫のデータベース
http://jmapps.ne.jp/geidailibnobutoki/
では、キーワード欄に、たとえば「Takai Musikalien」「JUJIYA GAKKITEN」「マルティーノ」など五線紙の商標を入れると、信時文庫所蔵の作品資料がヒットします。著作権などの都合上非公開のケースもありますが、手稿譜が公開されている曲であれば、五線紙とその商標も見ることができます。
共益商社の変遷も、可能な限り各種資料で追っています。
打出楠公社少年武徳会の歌のデータ一部追記しました。
https://nobutoki.com/plugin/databases/detail/15/31/1624#frame-31