信時潔研究ガイド

最新情報や、サイト更新情報は、この下「の・ぶ・ろぐ 2 (日々の動きやニュースなど)」に追加していきます。

東京藝術大学附属図書館の、信時文庫の貴重資料の検索は、以下のサイトをご利用ください。

「東京藝術大学附属図書館 信時文庫貴重楽譜データベース(試行版)」
http://jmapps.ne.jp/geidailibnobutoki/
また、同図書館OPACにも、蔵書等のデータが登録されています。

の・ぶ・ろぐ 2 (日々の動きやニュースなど)

広島高等学校応援歌のデータを削除しました

2016年10月29日 11時45分

これまで信時潔作曲校歌データベースに登録していた「広島高等学校応援歌」(歌い出し:みだれてにおうはなかげの)は、信時潔の作曲ではないことが判明しましたので、削除しました。

この作品は、自筆譜等の情報が信時潔旧蔵資料にないのですが、『寮歌は生きている』に「信時潔作曲」とあるため、(東京藝術大学附属図書館 所蔵本で確認。)
信時作品として登録していました。

このほど広島大学文書館に照会したところ、
・旧制広島高等学校資料では、応援歌「乱れて匂う」は無記名(作詞・作曲者名なし)で掲載されている。
・学校廃止後、広島高等学校同窓会が作成した印刷物には、応援歌「乱れて匂う」の作詞・作曲者は井口哲氏(昭和3年理甲卒業)として掲載されている。
という回答をいただきました。

広島高等学校応援歌のデータを削除し、No.697は空き番になります。






不明の旋律(民謡?)最後の1曲は「有明節」

2016年10月22日 19時31分

信時潔の自筆スケッチがある不明の旋律3種(民謡?)が何なのか探していまして、ブログやこのサイトで情報を募集したところ2曲はほぼ判明し、あと1曲だけ残っていたのですが先日、残った最後の1曲が判明しました。

最後に残った1曲はこれです。
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/210/

以下のサイト
http://ameblo.jp/ogimatsu5963/entry-12179049797.html
にあった有明節の歌詞の一部が似ていることをヒントに、YOUTUBEの
有明節(小唄勝太郎)
https://www.youtube.com/watch?v=jXoQIYUsUOw
を聴いてみたところ、大丈夫そうだという結論に至りました。

ほかにも「有明節」、替え歌?、かなり歌い崩したものがいろいろありました。どれが正しいということもないのだと思いますが。
信時潔がどこかで聴いて(?)書き留めたものはこれだった、ということのようです。
それぞれの経緯は、雑記帳のQ36にまとめました。
https://nobutoki.com/%E9%9B%91%E8%A8%98%E5%B8%B3/

広島高等学校開校十周年記念祝歌

2016年10月22日 19時07分

これまで正式なタイトルがわからなかった「十年記念祝歌(あさつゆしげきこのひろにわに)」が、
広島高等学校開校十周年記念祝歌(沖田恒男作詞)であることが確認できたので校歌データを書き換えました。(正確な発行年はわかりませんが戦前の作品です)

データはこちらです。

情報追加しました

2016年10月22日 12時36分

以下の情報を追加しました。

10月3日の大阪「海道東征」公演プログラム情報を「関係文献目録」に追加。
https://nobutoki.com/muj2k62jn-123/#_123
https://nobutoki.com/mu4vgahev-123/#_123

同公演の新聞記事を「関係文献目録」に追加。
https://nobutoki.com/mu0v4o7dm-123/#_123

来年4月の東京「海道東征」公演情報を「演奏会・イベント情報」に追加。
https://nobutoki.com/muw5tlg67-121/#_121

2017年2月、「生誕130年」東京、静岡で歌曲の公演

2016年9月18日 18時39分

静岡のシン・ムジカさんより、信時潔生誕130年記念、歌曲の演奏会の案内が届きました。
東京の巣鴨教会と、静岡の江崎ホールの二公演です。

東京公演


巣鴨教会は、
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/40/
この記事を書いた頃に、訪ねたことがあります。ラのドファシラの近くです。
(詳しくは上記ブログ記事をどうぞ)
「幻滅」「ばらの木」など白秋の詩に作曲したのは主にドイツ留学前ですが、その初版が出た頃、信時潔は巣鴨教会のすぐ近くの「ラのドファシラ」に住んでいました。

旧サイトは7月末で閉鎖します

2016年7月23日 11時03分

信時潔研究ガイドの旧サイト
http://home.netyou.jp/ff/nobu/

は、2016年7月末でアクセスできなくなります。

検索サイトの結果などで、まだ旧サイトのデータに繋がっているものがあるようですが、
必要な情報はすべて当サイト
https://nobutoki.com/
に移行しました。
トップページ左側にサイト内検索機能もありますので、ぜひご利用ください。


信時潔が「音楽」に進んだ理由1

2016年6月26日 12時42分

信時潔が、市岡中学から東京音楽学校を受験した理由、あるいはそのきっかけについて、いろいろな書き方がありますが、今日はこんなものを見つけました。

「音楽家になるか、画家になるか、迷いぬいたが、やっと東京音楽学校の試験が先にあったので受験した」
(『朝日新聞』1964年5月11日 夕刊 新・人国記570 大阪府 前編(24) 海ゆかば)

この記事は、新聞記者が取材して書いたものですが、記事中の「短歌の作曲を「ずいぶんしつこく」百曲ほどもやってみたが、一首だけの場合気に入ったものができても音楽としては短すぎ、数首の連作は成功しにくかったという」などの表現があり、直接本人=信時潔に取材して書いたものだろうと、想像できます。

絵に進むか、音楽に進むか、をどうやって選んだか、について、確かほかの書き方をしたものがあったので、順に確認していけたらと思います。