No-b-log の・ぶ・ろぐ http://noblogblog.blog.shinobi.jp/で過去に掲載していた記事を、このサイト内に移行・アーカイヴしました。(但し、国内のゆかりの地を訪ねるシリーズは、こちら可能なものはURLの変更や、訂正も入れています。

No-b-log の・ぶ・ろぐ過去記事

2013年5月5日 00時00分

セントラル愛知交響楽団「絃楽四部合奏」

セントラル愛知交響楽団が「絃楽四部合奏」を演奏します。

今回は、指揮者の齋藤一郎氏の意向で、コントラバスを追加した弦楽5部で演奏するそうです。

2013.6.29(土) 13:45開場/14:30開演
特別演奏会~高田三郎生誕100年記念~高田三郎とゆかりの作曲家たち

絃楽四部合奏 (弦楽五部合奏編曲版)
   演奏:セントラル愛知交響楽団
   指揮/齊藤一郎  

チケット申し込みなど詳細はhttp://www.caso.jp/schedule/special/index.html (2021年9月 リンク切れ)
2013年4月29日 00時00分

作品表訂正 「台湾の歌」

11月に発表した「信時潔作品表」の訂正です。

「生誕125年 信時潔とその系譜」プログラム
https://nobutoki.com/plugin/blogs/show/52/107/286#frame-107   に掲載した
信時潔作品表(信時裕子編) p.36-43 の中の、
p.41 の 4.唱歌・童謡・教科書のための歌 の4曲目です。
 
曲名 ふるさとの山  → 台湾の歌

(「ふるさとの山」は p.40の 1960年のところに掲載されている方が正しいです)


編集の折にカットアンドペーストで、違うものを貼り付けてしまったという単純なミスです。
すみません。

ちなみに、この「台湾の歌」は、芸大のOPACで印刷譜を見つけました。

2013年4月20日 00時00分

「帰去来」楽譜 ダ・カーポ or ダル・セーニョ?

昨年(2012年)9月に「帰去来」の楽譜を出版しました。

同楽譜の「校訂報告」に詳細を書いたのですが、
校訂作業を進めていた時には、初演者に渡ったであろう浄書譜(それが決定稿)の
所在がわかりませんでした。

その後、柳川の白秋記念館から、「自筆譜」(と言われている手書譜)の
「コピー」が見つかったという知らせをうけました。
見せていただいたところ、自筆譜ではなく、ミイによる筆写譜であることがわかりました。

ただし、初演者が使ったものではなく、
初演から10年以上過ぎた昭和35年頃
演奏したいが楽譜がない、というような問い合わせにこたえて
信時家にあった浄書譜を送ったもののようです。

昨年校訂した楽譜で、判断した部分が、正しかったかどうか、
気になる部分を調べてみたところ、ほとんど判断したとおりで大丈夫でした。

ひとつだけ残ったのが ダ・カーポ or ダル・セーニョの件です。

昨年出版した楽譜は、結局、第40小節に「D.S. al Fine」(セーニョまで戻って、フィーネで終わる)の
指示をいれて、第3小節の冒頭に「セーニョ」の記号を置きました。
新たに見つかった楽譜は、第40小節には「Da Capo al Fine」とあり
しかも、第3小節の冒頭に「」の記号が付いています。

(自筆譜ではDa Capo al segno。詳細は「校訂報告」参照)

音楽記号ではない、この謎の*マークは、セーニョマークの代わりだろうと、私には思えるのですが。

Da Capo(冒頭に戻れ)と書いてあるとおり、曲の冒頭に反復記号も付いています。

第40小節から
「冒頭に」戻りたかったのか、それとも
「セーニョマークに」戻りたかったのか???

この謎は解けませんでした。

2013年4月14日 00時00分

ベルリン Googleマップで見る信時潔ゆかりの地

2013年3月13日から20日、ベルリン調査旅行に行ってきました。

1920年から1922年(大正9年から11年)にかけて、信時潔が留学したベルリン。
そのゆかりの地を訪ねての旅です。
下に表示されている地図の青い吹き出しがある地点が、
今回訪ねたゆかりの場所(+私が観た場所も少々)です。


より大きな地図  Berlin-Nobutoki_Footprint
を表示すると、
吹き出し地点の詳細情報を見ることができます。
(吹き出しの色が違うのは特に理由はありません。直し方がわからないので・・・)

各地点の記載順は、私が巡り歩いた順。
近日、その旅日記(?)をアップする予定です。

2021年9月追記 ここに挙げたGoogleマップはトラブルで表示できなくなりました。)

2013年4月12日 00時00分

2014年2月、熊本で「海道東征」上演

2014年2月、熊本で「海道東征」上演されます。

 2014年2月11日 14:00 開演 
グルッポ・ヴィーヴォ特別企画 
信時潔/交声曲「海道東征」
山田和樹指揮 横浜シンフォニエッタ 
熊本県立劇場コンサートホール

独唱は、2002年オーケストラ・ニッポニカの上演時の春日保人さんほか。
ヴォーカルスコアの印刷・出版もなんとか間に合って
熊本では合唱練習がスタートするようです。 

2013年4月6日 00時00分

竹山昭子著 「海ゆかば」の軌跡

 『メディア史研究』第33号(2013年3月発行)に、
竹山昭子著 「海ゆかば」の軌跡―「協調」から「決意」、「讃仰」、そして「鎮魂」へ―
が掲載されています。


2013年4月3日 00時00分

「海道東征」ピアノ・ヴォーカル・スコア復刻できました

「海道東征」ヴォーカルスコアの復刻版ができました。
初版は、海道東征の上演昭和15年11月にさきがけて、8月に出版(共益商社書店)されていますが、
訂正のはいった昭和16年6月の再版を復刻しています。
復刻の原本は、東京藝術大学附属図書館所蔵。

今回これを電子化して発行したのはアカデミア・ミュージックです。
https://www.academia-music.com/

北原白秋作詩、信時潔作曲 
交声曲「海道東征」 ピアノ・ヴォーカル・スコア
原本 東京藝術大学附属図書館蔵
2013年3月複製
発行所 アカデミア・ミュージック
価格 2,400円+税 

2013年4月1日 00時00分

新保祐司、遠藤浩一[対談] 「信時潔と日本近代精神」

『正論』 2013年 5月号 (4月3日発売)に、
新保祐司、遠藤浩一両氏の対談「信時潔と日本近代精神」が掲載されています。
 
『バッハに非ず 信時潔音楽随想集』が出たのをきっかけに、企画された対談とのことです。




以下のサイトには、紙版(740円)だけでなく、デジタル版(680円)の販売もあります。
http://www.fujisan.co.jp/product/1482/?gclid=COP8tcHnsrYCFQkipQodz28A7Q

2013年4月1日 00時00分

オーケストラ・ニッポニカの「海道東征」CD

このところ、オーケストラ・ニッポニカが演奏した「海道東征」のCDが絶版なのですが、と
時々言われるのですが、 版元のミッテンヴァルトに確認したところ、絶版ではなく、
近日再プレス予定、とのことです。

詳しくは ミッテンヴァルトまで お尋ねください。
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/

交声曲「海道東征」 --- in 『オーケストラ・ニッポニカ第2集』 
ミッテンヴァルト MTWD99012
  芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ第2回演奏会(2003年2月23日)


2013年3月10日 00時00分

アルテス vol.4に

『信時潔音楽随想集 バッハに非ず』の版元アルテスパブリッシングが出している音楽雑誌『アルテス』vo.4(2013 Spring)に「祖父の『話し言葉』」というエッセイを書きました。
 
     

2013年2月24日 00時00分

大阪の三木楽器に行ってきました

大阪の三木楽器に行ってきました。

あのえんじ色の表紙でおなじみの『全訳・コールユーブンゲン』の版元です。

なんと創業は文政8年。
大正13年に(!)創業100年を記念して新築された社屋は今も健在です。
三木楽器のホームページにも「沿革」が詳しく掲載されています。
https://www.miki.co.jp/company/history/


 今回は、信時潔が三木楽器に送った書簡が残っているとのことで、
それを見せていただき、あわせて信時の編著書、出版譜も見せていただきました。

信時潔が翻訳した『全訳・コールユーブンゲン』の初版は、同社には残っていないとのこと。
現在売られているものは確か78版だったと思いますが、どうもその「版」は戦後からカウントされたものらしく、戦前の分は入っていないらしいこともわかりました。


このオレンジ色に近い表紙は、かなり古いものと思われますが、奥付がありませんでした。

「刷」と「版」の用語の使い方が一定していないということもあるのですが。
いったい今まで全部で何冊印刷されたのでしょうか。

調査結果のまとめにはもう少し時間が必要ですが、とりあえずの第一報でした。

なお、三木楽器には歴史保存室という部署があり、創業190年を記念する『社史』を準備中だそうです。

大正時代から今日まで、ずっと続いている楽器店、音楽出版社は、数少ないです。
創業以来の、楽譜、音楽書、教科書等、出版物のリストの掲載を期待しています。

2013年2月17日 00時00分

「無欲の人」台本、テアトロ3月号に掲載

先日書いた 相良敦子作「無欲の人ー熊谷守一物語」の台本が、
テアトロ3月号に掲載されています。
Amazon の表紙画像でも、タイトルが確認できます。

劇団民藝のホームページにも、概要の案内が載っています。
http://www.gekidanmingei.co.jp/joensaku.html
「〝海ゆかば〟の作曲家、信時潔が終生、熊谷を見守り、助ける姿は、この戯曲全体を包む暖かい雰囲気をかもしだしています。」とありました。

2013年2月9日 00時00分

無欲の人

相良敦子作「無欲の人ー熊谷守一物語」の台本が届きました。


登場人物に親友•信時潔の名前が。


さて、どんな芝居になるのでしょうか。
劇団民藝の上演は、まずは6/20~7/2の東京公演だそうです。

2013年1月14日 00時00分

谷川俊太郎少年と海ゆかば

朝日新聞 2012年12月23日(日曜日) (24面)

オーサー・ビジット2012 笑顔はじけた 
谷川俊太郎さん @石巻市相川小(宮城)  より    


石巻の小学校で 詩に親しむ授業 ・・・・

「初めて詩を作ったのは君たちぐらいの頃です。」

谷川さんは、5年生の時の詩「模型飛行機」を読み上げ、
東京大空襲の焼け跡を見て回ったこと、
「海ゆかば」の曲に 感動し音楽に心ひかれたことなど、
少年時代のエピソードを 織り交ぜ次々に詩を披露した。・・・・