No-b-log の・ぶ・ろぐ http://noblogblog.blog.shinobi.jp/で過去に掲載していた記事を、このサイト内に移行・アーカイヴしました。(但し、国内のゆかりの地を訪ねるシリーズは、こちら可能なものはURLの変更や、訂正も入れています。

No-b-log の・ぶ・ろぐ過去記事

2016年1月3日 00時00分

産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタート

産経新聞大阪版(夕刊)で2015年8月31日から9月30日に全24回にわたって連載された
「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」がWEB上で公開され始めました。


(1)神座しき、蒼空と…「この曲は必ず残る」、昭和37年歴史的“再演”
http://www.sankei.com/west/news/151219/wst1512190012-n1.html

(2)大阪に生まれ、原点は父・吉岡弘毅の剛と柔
http://www.sankei.com/west/news/151219/wst1512190013-n1.html

(3)異彩放つ“西洋の風”、偉大な音楽家育んだ大阪北教会
http://www.sankei.com/west/news/151221/wst1512210009-n1.html

(4)高知、京都、再び大阪へ…本物にふれ、洋楽の道拓く
http://www.sankei.com/west/news/151222/wst1512220012-n1.html

(5)米宣教師アレクサンダー家の賛美歌、幼い心に響いた
http://www.sankei.com/west/news/151223/wst1512230012-n1.html

(6)“覚悟の曲”「海ゆかば」、ルーツは賛美歌だった?
http://www.sankei.com/west/news/151223/wst1512230013-n1.html

(7)市岡中1期生、「規則はいらん」自由・不屈の校風に育まれ
http://www.sankei.com/west/news/151225/wst1512250006-n1.html

(8)「市岡の絆」が支えた同期生の画家、小出楢重
http://www.sankei.com/west/news/151226/wst1512260007-n1.html

(つづく)

2015年11月23日 00時00分

11月20日、22日、大阪「海道東征」公演終了

大阪の海道東征公演が終了しました。
11月20日、22日の二日間、両日共1700席満席の熱い公演でした。
パイプオルガン下の席も完売してしまったため、合唱団もステージ上に乗り、ソリストも合唱団の最前列、舞台上はぎっしりでした。

また、大変効果的でよかったのは字幕です。字幕を出しての「海道東征」公演は初めてだと思います。パンフレットの歌詞に目を落とすことなく、白秋の詩を追いながら聴くと、難しいと感じる白秋の日本語も、すんなり入ってきて、その言葉の美しさを楽しむことができました。またそれに応じた作曲者の計らいも聞こえてくるように思えます。

11月22日(日)終演後、ソリスト、指揮者の皆様の写真です。
 

私個人の感想は・・・とても書ききれません。
このすばらしい公演の実現にご尽力くださいました皆様にお礼申し上げます。

公演の様子は産経新聞サイトにもたくさん記事や写真が掲載されていますのでご覧ください。
(以下、11月23日確認分です)

「誕生から75年、蘇る「建国神話の音色」 大阪で「海道東征コンサート」 雄壮な演奏、格調高き声楽」http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200104-n1.html

「「敗戦国日本の呪縛から解放」戦後70年に響いた高らかな演奏」
http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200105-n1.html

「「鳥肌立った」「日本人で良かった」…世代超え、聴衆に感動の渦」
http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200105-n1.html

「聴衆1700人、神話の世界堪能 大阪で開催」


「タクトを振った北原さん「日本人の品性が立ちのぼる作品」」
http://www.sankei.com/west/news/151122/wst1511220100-n1.html

2015年11月15日 00時00分

『音楽現代』12月号に没後50年関係記事

『音楽現代』2015年12月号に、特別企画2
「没後50年・日本作曲界の父 山田耕筰&信時潔」が掲載されています。


音楽文化の日常化 山田耕筰と信時潔が日本の音楽界に遺したもの / 戸ノ下達也

山田耕筰の歩んだ道 ~次第に明らかにされつつあるその実像~ / 後藤暢子

信時潔の軌跡 77年の生涯、没後50年、そしてパブリックドメイン / 信時裕子

信時潔 交声曲「海道東征」の復活 / 新保祐司

2015年11月10日 00時00分

ヴァイオリンとピアノによる「久方の」「花の色は」配信中

11月3日(祝)、東京富士美術館で開かれた『ヴァイオリンとピアノで奏でる “花鳥風月” コンサート』で、信時潔作曲「小倉百人一首」より「久方の」「花の色は」の2曲が、ヴァイオリンとピアノ(各曲冒頭に朗読)で演奏されました。

原曲は、ベルリン留学中の大正9~11年に作曲された歌曲です。たびたび信時作品を演奏して下さっているピアニストの長谷川さんが、このコンサートのテーマに合わせて選曲したそうです。

その録画が、期間限定(約1か月)で公開されています。

URLはこちらです。11:30ぐらいからお話し、13:00から演奏が始まります。
http://www.ustream.tv/recorded/76888793

演奏は ヴァイオリン ◆MISAO♪ 
    ピアノ 長谷川芙佐子

詳細チラシ(PDF)
http://www.fujibi.or.jp/assets/tfam/files/pdf_event/fujibi_event_20151103.pdf

2015年11月1日 00時00分

白秋祭と「帰去来」

11月2日は北原白秋の命日。白秋の故郷柳川では「白秋祭」が行われるそうです。

『九州文学』41巻2号(1978年2月)風木雲太郎著「白秋祭のこと」
には、氏がおそらく1977年に聞いた、北原白秋作詩、信時潔作曲「帰去来」のことが書かれています。
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最後に参加者全員の「帰去来」の合唱があった。帰去来の詩もすばらしいが、信時潔の作曲も見事で深く心にひびき残った。「盲ふるに、早やもこの眼/見ざらむ、また葦かび/篭飼(ろうげ)や水かげろふ。」の節が歌われるとき、私の胸は哀しみでつまり、涙がにじんだ。久しぶりで聞く小学生たちの無邪気な澄みきった声が私の耳を美しく洗ってくれたせいかもしれない。
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 国立国会図書館デジタルコレクション
 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2316474/4

2015年10月31日 00時00分

レファ協の回答補遺「神社参拝唱歌」(この静宮に鎮まりて)初版譜

レファレンス協同データベースに「神社参拝の歌」(この静宮に静まりて)の記載がありました。
[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000082478

すでに解決済みですが、初版譜があったのでこちらに書き留めます。

上記ページには
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『東京芸術大学百年史 東京音楽学校編 2』(東京芸術大学百年史編集委員会編集 音楽之友社 2003)
p962 作曲依頼関係書類の中に、下記の記述あり。
p993「依頼年月日 昭和6年12月16日  依頼者 全国神職会 作曲者 信時潔 
備考〈神社参拝の歌〉。依頼者は東京音楽学校名義での作曲を希望。
歌詞の記述はなし。
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とありますが、このほかに 歌詞欄と楽譜欄に 〇印があり、

その資料は東京藝術大学附属図書館のマイクロフィルムに収録されています。

印刷譜の表紙の表示は
「神社参拝唱歌/財団法人全国神職会」

楽譜、歌詞が各1ページ掲載されています。
楽譜ページのキャプションは「神社参拝唱歌/全国神職会制定 東京音楽学校作曲」とあります。

奥付の表示は 
「昭和7年1月27日印刷、30日発行
発行所 財団法人全国神職会」とありました。

なお、この曲は信時潔の自筆譜がありますが、信時自筆で「東京音楽学校作曲」と記載されています。その楽譜の中に歌詞は書きこまれていません。楽譜は多少の音の違い(伴奏の一部の音の変更)はありますが、ほぼ同じとみて良いものでした。

2015年10月15日 00時00分

10月24日、神戸・湊川神社で「海道東征」

10月24日、神戸の湊川神社で、「海道東征」の第8章を歌うそうです。

楠公歌の会10周年記念
日本の心を歌う集い
平成27年10月24日(土) 14:00開演

湊川神社 神能殿(入場無料)

信時作品上演: 海道東征 第八章 天業恢弘
指揮 増田健一、 ピアノ 宮下恵美
楠公歌の会(合唱)

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当日は、ほかに唱歌。抒情歌などを演奏。

ところで信時の作品に「大楠公を追慕し奉る唱歌」(杉本定治作詩)と言う曲があり、1939年に、発表されています。当時の神社の記録には「東京音楽学校作曲」とありますが、信時潔の自筆譜が残っています。今回はそのゆかりの神社で「海道東征」第八章の演奏が行われます。

2015年9月29日 00時00分

海道東征の演奏時間

北原白秋作詩、信時潔作曲「海道東征」の演奏時間。
初演当時の紹介記事などに「演奏時間は約1時間」と書いてあります。
ニッポニカ再演で聴いた時はもう少し短かったような気がして、
改めてCDになっているものの録音時間を調べました。

この↓『作品集成』に収録されている東京音楽学校演奏の場合は、合計54分42秒。

この↓ニッポニカのCDは、合計47分33秒でした。


ニッポニカの演奏は客席で聴いていたのですが、終演後立ち上がった時、すぐ近くにいらした阪田寛夫先生が「いやあ、速かったですね」と仰ったのを思い出します。

さて、今年の演奏はどうでしょうか。
2015年9月27日 00時00分

信時潔没後50年記念 木下記念スタジオコンサート

2015年10月24日(土)、15時より、木下記念スタジオ(代々木上原駅徒歩3分)で、信時潔没後50年を記念してコンサートが開催されます。

東京音楽学校本科作曲部が出来てから最初の生徒だった柏木俊夫の作品と、信時作品が演奏されます。会場は沙羅などを全曲初演し、また海道東征を指揮した声楽家・木下保の旧宅、かつてのレッスン室。

小林仁(ピアニスト、東京藝術大学名誉教授)、柏木成豪(柏木俊夫子息)と、私・信時裕子の対談も予定されています。

信時作品演奏は「小倉百人一首より」「絃楽四部合奏」

座席数が限られていますので、事前に予約が必要です。


2015年9月6日 00時00分

海ゆかば敷衍曲

益子九郎編作曲「海ゆかば敷衍曲」は、おそらく

昭和18年(1943)5月22日
東京音楽学校第百回定期演奏会

が初演だと思われます。

合唱附管絃楽
「海行かば」敷衍曲 益子九郎編作
指揮木下保
合唱東京音楽学校生徒
管絃楽東京音楽学校管絃楽部

その後、

昭和18年6月12日
山本元帥讃仰演奏会

昭和18年11月14日
東京音楽学校報国団第百五十回記念演奏会

昭和18年11月15日
出陣学徒壮行演奏会

と、計4回の演奏が確認できます。

この楽譜の所在を聞かれたことがあるのですが、スコアが残っていません。
芸大図書館にパート譜49部(手稿譜)が残っているのですが
欠けているパートがあり、そのまま再演するのは難しい状況です。

参考:益子九郎については
http://home.netyou.jp/ff/nobu/page049.html
こちらにまとめています。 (URL訂正 2021年9月)
2015年8月25日 00時00分

信時門下、戦禍の作曲家鬼頭恭一

信時潔の門下生、弟子たち、信時楽派・・・などと書かれますが、「信時門下生名簿」のようなものがあるわけでなく、「信時に師事した」と公言している方の名前を拾っているに過ぎません。中には、作品を見てもらったことが(数回)あるとか、あるいは、学校では和声の授業をとった程度だが、いろいろな意味で影響を受けた、ということで「師・信時潔」と書いている方もあるようです。

先日、信時門下で終戦直前に亡くなった鬼頭恭一さんのテレビ番組を見た、という話を聞いたのですが、私は初めて聞く名前でした。

鬼頭恭一さんについて、加えてその最近の報道については以下のサイトにまとめられていました。
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   日本の作曲家たち/ 10  鬼頭恭一 
   (岡崎隆さん制作のページです)
    http://www.medias.ne.jp/~pas/kitou2.html
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東京音楽学校を卒業していないので、同窓会(同声会)名簿には載っていないのですが、以下の記事で、大中恩先生と同期で、信時門下だったことが確認できました。

  『同声会報』No.17 (東京藝術大学音楽学部同声会)
  http://doseikai.jp/issue/pdf/017.pdf

  p.12~ 「大中恩先生が語る東京音楽学校時代/澤野立次郎」

2015年8月16日 00時00分

(続)兵庫県民歌 

以前「兵庫県民歌の謎」という記事を書きましたが、その後の情報を二つ書き留めておきます。

布く新憲法 ゆくては明かるし…幻の兵庫県民歌
『神戸新聞』
2015/1/1 

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201501/0007625977.shtml
(2021年9月 リンク切れ)

【追跡・消えた『兵庫県民歌』】
存在しないはずの楽譜が県立図書館に──新たに浮上した3つの謎
http://news.ameba.jp/20150813-975/
2015年08月13日 提供:ガジェット通信
(2021年9月 リンク切れ)